課題がいっぱいの本選出場

6月8日 県連の三次予選でした。 会場は須磨区民ホールで、37番の出番です。 朝から扁桃腺が痛く、少し熱もあり、昨年の愛連の日を彷彿させる日でした。 前日の夜から、喉の漢方やスプレー式の薬を師匠にいただき、飲みまくり。 でも、やはり調子が悪い朝でしたし、熱でポーっとし、お腹に力も入りません。 あれだけ注意していたのに、どこでこうなったのか不思議です。 ただ、愛連の時よりは、なんとか声がでるので2分間だけ全力でいくしかないかと。 今年の目標はもちろん決勝に残る事ですが、それ以前に本選にすら行けなかったら、 やっぱり去年はマグレだと思われるのが絶対に嫌でした。 なんとか無事に詠い終え、通過する結果となりましたが、 後で、音声を確認すると、なんともひどい(二次予選の時のほうがいいのでは)吟だったと感じます。

その後の(今朝の)稽古で師匠とレコーダーを聞いての改善点と注意点は下記のようになります。 (自分にしかわからない言い回しもありますが) 体調の事もあり、あまりお腹で押せてなかったとも思いますが、とにかく息を吐き切るほど押す。

1.「幾たびか」の”く(無声音)”の出し方、”か”をもったいぶり、斜めに上げるイメージ。
2.「辛酸を」の”を”出し方
3.「歴て」の”へ”に少し力を入れ、その後は斜めに上げていくイメージで音の違いをつける。
4.「志」こころざしの”し”の母音をもう少し出す。
5.「始めて」の”て”の母音”え”に変わるまでお腹。
6.「玉砕するも」の”る”で音を上げ、そこから落とさない
7.「我が家の」の”の”の音を落とさず母音”を”で押す。
8.「人」の”と”はお腹。
9.「知るや」の”や”の母音”あ”に返すまでお腹、”あ”を押す。
10.「否や」の”いな”でえぐらない、”や”をもったいぶり、”あ”を押す。
11.「為に」の”に”をお腹、”い”を斜めに上げるイメージで押す。
12.「美田を」の”を”の節調で7から6に早く返さない。
13.「買わず」の”ず”はもったいぶって、母音の”う”を押す。
14.全体的に、節調で前へ前へ押し、節調最後の”ミ”の音で押し切る。
あと、会場にいらっしゃった関西吟詩の先生方何人かに”お”の発声の時に口が動いていて ”お”の鮮明さが欠けていたとのご指導もいただきました。 決勝なんて夢のまた夢。 あと一か月、キッチリと直していかないといけません。

三次予選合格證

追伸 知人であり、去年10傑に残った、摂南の藤原先生が、絶句で三次落ちてしまったそうです。 とても残念ですが、あんなに安定して吟じられる方でもある事なんですね。 でも総連(財団)の近畿は頑張ってください。

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